ミスチル「虜」 歌詞の意味・解釈 ~相手を束縛してしまう心理とは…独占心と嫉妬心~

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深海特集第4弾は、「虜」をピックアップしてみました。
重い重い恋愛の歌で、一般的なミスチルのイメージとは一線を画した曲となっています。

桜井さん曰く「日本語なのに英語のように聞こえる」とか。

 

終盤でリフレインされるコーラスは、なんとゴスペルシンガーによる一発録りで、それを見た桜井さんは鳥肌が立ったそうですよ。

  映画『Split the Difference』ではSalyuさんがゲストボーカルとして参加していましたね。

 

 

 


【以下 歌詞解釈】

 

「雄弁に喋れば喋るほど  慎重な君はまた身構える」

「どうなってんだ?  分かってくれやしない  本当の俺を」

 

いきなり重いですね…

主人公の男は気持ちが盛り上がっているんでしょうけど、相手はそうでもなさそうで。

そんな気持ちのギャップが伝わってきて、胸が痛いです。

 

 

「金曜日に奴に会ってきたんだろう?  簡単に別れ切り出せたの?」

「どうだったんだ  把握していたい   最低な君を」

 

彼氏と付き合っているけどもう別れる寸前。既に新しい男(主人公)を見つけていて、でもどっちつかずな状態。

相手はそんな女性のようですね。確かに最低ではある…笑

 

 

 

 

「親友から聞いた噂によりゃ  相当癖のある女だってこと」

「なんだってんだ!!  分かってやしない最新の君を」

 

 

まあ、二股かけてハッキリしないような女ですからねぇ。

親友はきっと本気で心配しているんでしょう。

ですが、好きな気持ちが盛り上がっているためそんな話、耳に入りません。

 

「自分だけが彼女の本当の良さをわかっている」なんて自分に酔ってしまってますね。

この気持ちは痛いほどわかります…

管理人にも経験がありますから。詳しくは過去記事を参照してみてください…

 

 

 

 

「優しさに飢えて見えるのは多分  卑屈な過去の反動」

「孤独な少女を引きずってんだろう  不能になるまで束縛されてたい」

 

もう手の施しようがありませんね…

二股かけて煮え切らない彼女のことを、「優しさに飢えているから」と捉えて肯定してしまっています。 

「束縛されてたい」とも言っており、文字通り完全に「虜」になっています。

 

主人公は曲のはじめでは「把握していたい  最低な君を」と束縛する側の感情も露わにしていました。

 

ではこの、束縛したい気持ちというのはいったい何が原因なのでしょうか…

 

 

~相手を束縛してしまう心理とは… 独占心と嫉妬心~

 

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相手への愛情が深まるにつれて、相手を独占したくなる気持ちというのは誰にでも起こり得るものです。

ですが、相手の気持ちを考えないような過度の束縛は、とても危険なものです。

そもそも嫉妬心が強い人というのは自尊感情が低く、感情のコントロールがうまく出来ない人のようで、それが束縛に発展していきます。

 

要は自分に自信が無いんですね。

 

 

自分を認めることが出来ないからこそ

「こんな自分なんかじゃ、違う相手に心変わりされてしまうんじゃないか…」

と無意識に考えてしまいます。

こういった不安が猜疑心に変化していき、メールの返信が遅いだけで浮気を疑ったりしてしまうのです。

ペアルックをせがんだり、人前で手を繋ぎたいとせがむ行為もこれに近いですね。

周りの人たちに、「恋人は自分の物なんだから近寄るな!」と主張したい心理が働いていると考えられます。

 

 

そのうえ、他人からの評価や視線を気にする人や責任転嫁するような人は、トーカー気質も持ち合わせているようです。

 

また、ちょっとしたことで相手の浮気を疑うような人は、意外と自分のなかにも浮気心があるようなことが多いのです。

自分の浮気心を認めたくなくて抑圧するなかで、無意識に相手のことを疑ってしまうのです。

これは心理学的に欲求の投影」と言われている行為です。

 

やはり、相手を縛ることで続ける関係というのは健全ではありません。

自分を磨き、自尊感情を高めることで相手への束縛心も落ち着いてきます。

 

 

 

「虜」の主人公は

 

「傍にいたい   愛を信じたい」

「寝ても覚めても  君が離れない   虜になって天国へ昇ろうか」

 

なんてことになっていますが、もっと良い相手がいるんじゃないでしょうか?

いずれ冷めるころがやってくるんでしょうけど、これも愛の形…なんですかねぇ(´・ω・`)

 

おわり