Mr children 『未完』  感想・歌詞 意味  (ミスチルREFLECTION新曲)【歌詞バレあり】

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今回はREFLECTIONから『未完』をとり上げたいと思います!!

ツアータイトルになったり、シングルカットされるという話も出ているように、アルバムのなかでも極めて重要な曲と位置づけられているのでしょうね。

 

 

ロックな雰囲気と激しいサウンドがとても魅力的な楽曲となっています。

タイトルの未完とは「未完成」の「未完」のようで、ミスチルはバンドとしてまだまだ進化できる…伸びしろがある…という意味が込められているようです。

 

 

その歌詞はというと、

 

「囚われの身の動物園」  「飛べない鳥の羽なんかもがれちまえばいい」

「目をギラつかせ資本主義者の巣窟へ」

 

といった比喩表現のオンパレードです。

歌詞に込められたメッセージをしっかりと受け止めるためにも、ひとつひとつの表現をしっかり解釈していこうと思います。

 

 【以下、歌詞解釈】

 

「さあ行こうか  常識という壁を超え  描くイメージはホームランボールの放物線

そのまま消えちまうかもな。いいやどのみち骨になっちまう」

 

 

この歌いだしですが、桜井さん曰く、

「自分の型だったり、周りの人から見られているイメージからの脱却」を意識していたようです。

世間や自分が決めた常識を振り払うとなると、当然その報いを受けることになります。

「出る杭は打たれる」というのが日本の悪習ですし、現にミスチルも今回USBという形でアルバムを発表したことも賛否両論がありましたしね。

 

 

 

「無理にあがけば囚われの身の動物園」というフレーズは、常識変えようとしてみても、突き抜けるほどの爆発的なエネルギーがないと、結局はそのしがらみか逃れることが出来ないというこのなのでしょう。

 

ですが、「いいやどのみち骨になっちまう」という歌詞からは

「どうせいつか人は死ぬのだから、結果的に干さたとしても好きなようにしてみよう!」

という、どこか開き直ったような決意を感じます。

 

 

「いつか逃げ出してやるのにな  尖らせた八重歯その日までしまう」

という歌詞からは、虎視眈々とそのチャンスを伺っている様子が読み取れます。

 

 

管理人もサラリーマンのはしくれです。

職場のルールや制度を改定したり、新しい取り組みを提案したりという経験がありますが、根回しや下準備というものは本当に重要です…

事前に準備をしておく慎重さと、ベストのタイミングでドンっと提案す大胆さの両方が必要なんですね。

個人的にこの歌詞に共感できる部分は多いですねー。

 

 

 

そしてサビの解釈です。

「いっそ飛べない鳥の羽なんてもがれちまえばいい    そうぼやいてみたって未来は手を差し出しちゃくれない」

 

この飛べない鳥とは、どういう意味なのか…

聴く人それぞれの解釈はあるでしょうが、管理人の解釈は以下の通りです。

 

 

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ペンギンやダチョウのように、羽があっても飛ぶことができない鳥たち。

なまじ羽が生えていると、心のどこかで「いつか自分は飛べるんじゃないか…」という思わせぶりな期待を抱いてしまいます。

 

でも自分の羽を見るたびに、いくら望んでも飛ぶことはできない事実に絶望してしまいます。

ならいっそ、最初から羽なんて生えてなければどれだけ気持ちが楽か…。

でも、そんなことを思ってみても羽は生えているし、現状が好転するなんてこともない…

 

 

 

これを人間に例えるとすれば、失恋したときなどでしょうか?

 

 

別れて気まずかった二人も時間の経過とともに、食事に行ったり、連絡を取り合ったりするくらいに関係性が改善してはいる。

でも振られた方は、その未練を捨てることが出来ない…

 

彼女の気持ちといえば既に別の男に向いているようで、恋人同士だったときに戻ることはできないのだが、なまじ仲良くしているだけに、その思わせぶりな態度にどこかで期待してしまう。

楽しかった思い出がある分余計に辛いので、いっそ最初から何も起きていなければ良かったのに…

 

 

こんなところでしょうか?? 

 

 

 

「ここがどこだとしても  まだ出口まで遠くても   そのぬかるみを越えきっとたどり着く  胸のなかの約束の場所へ」

 

続いてこの歌詞についてですが…

 

それでも、自分が思い描く約束の場所へたどり着けるよう、飛ぶことは出来ないその羽で必死に羽ばたいていくぞ!!

 

ということなんでしょうね。

 

 

 

 

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そして2番の歌詞で印象的だったのが、

 

「満ち足りた顔して見えても  実際みんな退屈そうだから」

「さあユニフォームを脱いで自由を手にしたらいい」

 

 

の部分です。 

朝の地下鉄のホームは、資本主義の歯車であるサラリーマンたちの巣窟です。

そんな場所に迷い込んだ鳥というのは、そんながんじがらめの世間の常識から脱却しようとしている主人公のこと。

 

サラリーマンたちは一見満ち足りた顔をしているように見えますが、主人公の目には、本当はどこか自分をごまかしているかのように映ります。

 

寝る間を惜しんで大学受験をして、その後は必死に就職活動、1流企業に入社しても、待っているのは出世競争…

世間のいう目指すべき場所というのも、見方を変えればこんなにも退屈なことなのです。

 

 

「さあユニフォームを脱いで自由を手にしたらいい」

 

 

というのはサラリーマンでいうスーツのことでもあり、そんな退屈な常識からの脱却を意味しています。

 

レールから外れたそんな姿を笑われたとしても、自分は自分であり、時には失敗したり挫折したりもするけど、自由な気持ちのいい人生が待っている…

放物線を描いて伸びるホームランボールのように、未来へ向かっている…

 

 

そんなメッセージが「未完」という曲には込められているのではないでしょうか。

そして… 

 

「未来へ続く扉。相変わらず僕はノックし続ける」

 という歌詞は、どこか”終わりなき旅”連想させますよね。

 

 

願わくばこの曲も同じように、もがき苦しみながらも懸命に生きる人たちの応援ソングとして世に広まっていってほしいなぁ…、なんて管理人は思っています。

 

おわり